- 2018年3月9日
土日はあまりPVが増えません。
日曜日のブログは控えようと思っているところですが、
今日はショートタイプのブログです。
500字くらいで終わりだと思います。
それでも偏差値50くらいになるのではないでしょうか。
塾講師のブログは、「あっさり形の短文」、「問題提起のみ」が多いので。
この時期は各塾でテストが行われると思います。
目的は集客ですが、受ける方はそんな思惑は関係ありません。
目の前の問題を全力で取り組むのみです。
今回のブログは不正解を分類わけします。
ときどき言われますが、あまり広くは伝わっていないテーマになります。
- 計算ミス
- その他のイージーミス
- でたらめ・いい加減
- 勘違い
- 想定内の間違い
主に不正解の問題は上の5点に分類できると思われます。
1の計算ミスは惜しいと誰もが思います。
今回はそれについては語りません。
2のイージーミスも計算ミスとほぼ同じです。
3は解けないのなら思いきっていい加減に書いていくのもダメとは言えません。
意味のある行動でもないので、プラスでないことは間違いありません。
個人的には、解けないのなら、あてはめ以外の解き方なら未解答の空欄(白旗)の方が良いと思っています。
解ける解けないをはっきりさせた方が良いからです。
4は問題の奥深さに気づかずに、浅い考えで解くパターンです。
これは惜しいとは言いません。
力不足です。
5は想定内の間違いです。
これが今回のメインテーマです。
出題者は、テストで、ここが分かっているかを試したいので間違いを想定しています。
国語・社会・理科の選択肢の問題はそういう問題ばかりです。
国語・社会・理科の出題者の想定内の間違いであれば、ポイントが分かっていないんだろうなと低評価になってしまいます。
しかし、算数は別です。
解き方を確認したり、答えが間違えていたりしたときに、「やっぱりそこで間違えたか!」という不正解をするお子様は、
前途多難ではなく、その逆です。
素直な考え方ができていることになります。
スポーツでも、まだ未熟でもフォームが綺麗ならば徐々に伸びていくと思いますが、その感覚です。
「どうしてそういう考え方をしているのか分からない」というお子様の場合、
どこからアドバイスしていいか分からずに、結局解き方を淡々と伝えて終わりです。
想定内の間違いの場合は、「ちゃんと考えているけど、ここがポイントだから今回しっかり覚えようね」と指導している感、テクニックを伝授している感が充満します。
保護者様が答案用紙を見てもなかなか想定内か想定外かは判断できないと思いますが、
そういう見方をすると、いままでの学習が順調だったかどうかが分かります。
偏差値が高ければ満足度が高いのは確かですが、偏差値がもう一歩でも見方によっては高く評価できる場合があります。
マニアックな領域の話だったと思いますが、塾講師は結構職員室で想定内、想定外という言葉を使っています。
想定内の間違いをする子にも低い評価を与える講師もいますが、
私のいままでの経験では、想定内の間違いの多い子は伸びていく確率が極めて高いです。
言い方を変えると、いままで想定外の間違いの多かった子が、想定内の間違いをするようになったら、
いよいよスタートラインに着いたと言えます。
塾講師に相談する機会がありましたら、
「うちの子の間違い箇所は想定内なんでしょうか?想定外なんでしょうか?」等と聞いてみるのも良いと思います。
今回は短めでこれで終わりますが、ここまで1394字です。
やはり500字くらいでは終わるわけはありませんね。